そういうわけで記念すべき第1回は! やっぱりファミコンのロンチソフトから……という訳で、こいつ!
ファミコン発売は1983年7月15日なのにコピーライトが1982年になっているのは、もともとアーケードゲームとしてリリースされていたからですな。稼働しているのは1度だけ見たことあります(高田馬場のゲームセンター「ミカド」で)。
原作の『ポパイ』とメインキャラクターは日本だと情報誌の名前として有名だけど、もともとアメリカのマンガ(カートゥーン)で……とか、そういう説明はウィキペディア(ポパイ - Wikipedia)に任せるとして、ここではゲームに関して……て、
ポパイって史上最大クラスのNTR案件なのかよ!
驚いたね!
それはともかく
『ポパイ』は当時全盛だった1画面ミッションクリア型アクションゲーム(ジャンルは今でっちあげた。正確なジャンル名は知らん)で、全3ステージのループゲーとなっております。
《1面》
画面をうろちょろするブルートを避けながら、オリーブの投げるハートをすべて(24個)回収するステージ。全ステージ共通ルールとして
・回収アイテムを画面の上のほうで獲ると高得点
・ブルートに接触したり、ブルートが投げるビンに触れるとミス
・回収アイテムが海面に沈み切るとミス
というのがありまする。簡単ルールだね!
1面は画面最上段が左右ループになっていて、接近してきたブルートを振り切ることも可能。というか、高次周回じゃないかぎりポパイのほうが少しだけ速いので、1周目では追いつかれないんだけどね! ただし、ブルートは上の段にいるときに突然落下してきたり、下からジャンピングパンチしてきたりするので油断は禁物。
ステージギミックはパンチングボールとバケツ。パンチングボールを殴ると30点、バケツをうまくブルートに命中させるとしばらく動きを封じることができるという寸法だ。これらをうまく活用して、ハートをすべて回収しよう!
で、ポパイの代名詞といえば、やっぱりホウレンソウ。左画面端を行ったり来たりして移動しているホウレンソウにパンチを当てて回収するとパワーアップ! おなじみのテーマソング(このテーマを流すため、このソフトにはJASRACの許諾標が貼られています)が流れて無敵になり、ブルートを返り討ちにできるように! さらにスコアが倍になって回収アイテムの水没も一時停止するというボーナスもついているので、このスキに形勢逆転しよう! というのが基本システム。というか、各面とも基本は全部これだね!(先に説明しろ)
《2面》
オリーブの鳴らす竪琴から出る音符を回収するステージ。音符は全部で16個。このステージだけ回収アイテムの個数が少ない。なぜだ! ちなみにホウレンソウは一転右側に出る。
ステージギミックはジャンプ台で、一気に最上段まで飛び上がれる(ブルートも使用するが体が重くて最上段まで飛べない)。ジャンプしたとき、左上でふわふわと飛んでいるスウィーピーにタッチすると500点。ここで得点を稼ごう! 1面でいろいろ話過ぎたせいでいうことがほとんどないね! 致し方ない!
《3面》
海賊船(?)を舞台に、オリーブの「救いの声(HELP)」を集めて中央にハシゴをかけるステージ。このステージではハゲタカのバーナードが飛んできて、文字の回収を邪魔してくる。触れるとミスになるけど、パンチすれば撃退できる(しかも1000点)。ちなみに中央のハシゴは演出のみで昇降できないので注意だ! ここで全部の文字を回収しきるとハシゴがてっぺんまで届いて見事オリーブを助けることができる。そして、次の周回へ……。
《2周目》
高次周回でもやることは変わらず。ただし、1面では魔女のシーハッグ(ハゲタカのバーナードの飼い主)がガイコツを投げつけてくるようになる(2周目相当の難易度で始まるゲームモードBでは最初から投げてくる)。また、ブルートがビンを投げる頻度も高くなり、移動速度も速くなる。2周目の変化はわずかだけど、3周目、4周目……と続けるうち、どんどん難易度が高くなっていく。20000点で1回だけエクステンドするという設定なので、高次周回に挑むにはとにかく「死なないこと」が重要。得点なんて飾りですよ!
つーわけで第1回終了! 最初なのでどういう風に進めていっていいのかわからん!
第2回「ロンチソフトが3本あるんだから2本目はアレだよね」でまた会おう!