ゲームで適当に遊ぶ

ファミコン中心に、いろいろなゲームを遊んだ感想とか適当に

任天堂アクションゲームの源流がここに!

 復活させたからには、ちゃんとこまめに更新しないとね! ということで、第2回!

今回もファミコンのロンチソフトから……という訳で

ドンキーコング

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  オリジナルは1981年のアーケードゲームで、任天堂アクションゲームの源流ともいえる存在! もともとは「ポパイ」のキャラクターを使ったゲームを予定していたところ、使用許可が下りなかったから現在の形になったとかかんとか(ここにも出てくるポパイ)。発売後は大ヒットしたものの、開発元の池上通信社との訴訟問題に発展したり、アメリカではユニバーサル映画に「キングコングに酷似している」として訴えられたりと、決して順風満帆ではないゲーム人生を歩んだ作品でもあります。

 

 詳しい経緯に関しては今回もウィキペディアドンキーコング - Wikipedia)に任せるとして、ゲームの概要をば。

 

 この作品も前回紹介した『ポパイ』と同じく1画面アクションゲームで、各面ともレディのところに到達すればクリアとなり、3面で1ループを形成しております。操作キャラクターのマリオ(デビュー作!)は基本的にジャンプしかできないけど、1面と3面にはハンマーが設置されてて、これを取ると雑魚は蹴散らせるようになる。でも、代わりにジャンプができなくなるため、攻撃の回避はできなくなる……と。

 

《1面》

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 坂道になった鉄骨の上を走ってレディのところまで駆け寄るステージ。転がるタルに当たるとミスになるけど、タイミングよくジャンプすれば回避可能。タルのスピードや軌道は2パターンで、たまにハシゴをつたって下りてくることも。

 

 最下段で燃えているドラム缶にタルが入るとひのこ(火の玉)になって出てくることもあるので、なるべくすばやく駆け上がろう。2か所に設置されてるハンマーを取ればタルやひのこは破壊できるが、ジャンプやはしご上りはできなくなるので注意。

 

 また、ハンマーは軽快なリズムとともに振りまくるから「無敵だぜ!」と思いがちだけど、実際はそうじゃないので、ハンマーを振り下ろしている方向以外からタルが直撃すると死亡する! こういうトラップが仕掛けられているあたり『ザ・オールドゲーム』といったところか。というか、ちゃんと無敵にしておいてくれよ!

 

 

《2面》

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 バラバラになった短い鉄骨をジャンプで渡っていくアスレチックステージ。カサとハンドバッグはボーナスアイテム。余裕があれば取っていこう。コングが投げるジャッキやひのこに当たるとミス。わかりやすい。

 

 そして、最下段に落下する、あるいはマリオの身長以上の高さから落下するとミスになる。「1メートルは一命獲る」というヤツだ。よくスペランカーが「ちょっとした段差から落ちても死亡する」なんてからかわれてるけど、この頃のマリオも大したことのない段差から落ちても死ぬのでスペランカー風評被害ではないだろうか。訴えれば名誉棄損で勝てるかもしれないぞ、スペランカー先生

 

 ちなみに律義に移動しなくても、画像のポイントでタイミングよくジャンプすれば大幅ショートカットできる。序盤は不要だけど、高次周回を攻略していく際には重要なテクニックになっているので、覚えておこう!

 

《3面》

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 各鉄骨の間にある固定ボルトを全部抜くステージで、固定ボルトを抜いたあとは穴になっているのでジャンプして避けること。カサやハンドバッグは2面のものと同じで、ハンマーも設置されている。しかし、ハンマーを振っている間はジャンプができないので、穴に落ちやすくなる。またも高度なトラップ! いい加減にしてくれ!

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 で、全部のボルトを抜くとコングは最下段まで落下して、見事レディの救出成功! レディは気がついたら「ポリーン」なんて名前がついていたけど、どうもしっくりこない。ゲームボーイでのリメイク以降は公式でもポリーンって呼ぶようになったらしいけど。というか、ポリーンってアメリカでアニメ化したときについた名前なのね。知らんかった。

 

 『ドンキーコング』は大ヒットゲームだっただけあって、いくつかの機種にアレンジ移植されていたり。そもそも、このファミコン版もアレンジ移植の1つなのよね。アラフォー世代には「任天堂初の十字ボタン搭載ゲーム機」として後世に名を残しているゲーム&ウォッチ・マルチスクリーン版(持ってるけど、すぐに掘りだせないので画像割愛)とか、ゲームボーイ版とか。さらにはさまざまな海賊版などなど……。

 

 とはいえ、移植される場合はファミコン版がメインなので、アーケード版をプレイする機会はほとんどなくなってしまった……なんてことはなく、なんと! Switchのアーケードアーカイブでリリースされたんですよ! 事件だね!

 

 

  そういう訳で、アーケード版! いきなりファミコン以外のヤツを書くとは思わなかった! 基本ルールはファミコン版といっしょ(移植だから当然だよね)だけど、アー
ケード用のモニタにあわせてステージ全体が縦長になっているのが特徴。純正筐体は装飾も多い豪華なヤツなんだけど、純正筐体が稼働しているのは一度も見たことがない。

 

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 ファミコン版はいきなりゲームがはじまるけれども、アーケード版はレディがさらわれるシーンが挿入されていたり、各ステージが○○m(25m刻み)で表記されたりと違いはさまざま。なかでも一番大きな違いは、ファミコン版1面と2面にあたるステージの間に50mステージとしてベルトコンベア面があること!

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  左右に動くベルトコンベアが移動を制限。そして、ベルトコンベアを行き来するセメントの山とドラム缶から生まれるひのこを避けながら最上段まで上りゆくステージ。最上段につながるハシゴは2段式になっていて、伸び切っているときにしか上りきれない仕組みになっている。

 

 ……これだけ書くと面白そうなステージなんだけど、これがまたつまらない! なんというか、一気に駆け上るだけで終わってしまうのだ。しかも、最後のトラップとして用意されている2段式ハシゴも、途中まで上ってしまえばひのこもセメントの山も当たらないため妨害手段にもならない。なんだこれ! なんだこれ! そりゃあ、容量の関係でステージを削ることになったら、迷わずこのステージを削りますわ。

 

 んで、Switchアーケードアーカイブ版は前期版(通称「TRY版」)と後期版(通称「GET版」)、そして海外版が収録されていて、好きなヤツで遊べるのが特徴。こういう配慮はうれしいね!

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 で、前期版と後期版の最大の違いは1面(25m)でワープできるかできないか。最初のはしごを上ったあとに半キャラほど右に移動してから右側にジャンプすると、鉄骨をすり抜けてそのままクリアできてしまうのだ!

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 当然ゲーム性が損なわれるので後期版では修正された……と(修正がわかるように、ステージ開始前のメッセージが変更になった)。もしも、なんらかの機会にアーケード版をプレイすることがあったらここをチェックして、前期版ならワープを利用してギャラリーを驚かせよう!

 

 プログラム上の仕様で22周目ぐらいまで行くとタイムカウントが4秒ほどで0になってしまうらしく、事実上クリア不可能になるとか。そこまで行ったことないから確認しようがないけどね! こういう「理論限界点」を目指す文化が昔のゲームセンターにはあったらしい。自分より一回りぐらい上の世代の話だけどね!

 

 

 つーわけで第2回終了! 予定より長くなってしまったけど致し方なし! いずれペースつかめるようになるはず! そこまで頑張って続けたい!

 

第3回「ロンチは3本。残りは……わかるよね?」にレッツ・コンバイン!