ゲームで適当に遊ぶ

ファミコン中心に、いろいろなゲームを遊んだ感想とか適当に

昇技! トライアングルドリーマー!

 ロンチソフトは終わった! もういない! さぁ次のソフトを考えよう……。そう考えた時代が僕にもありました。しかし、風が語りかけます。「ロンチなら、もう1本あるではないですか」と……。

 

 忘れていた! そうだ! そうなんだ! ロンチソフトはもう1本あるのだ!

 

 そういう訳で、第4回はファミコンの拡張システムである『ディスクシステム』のロンチソフトの1本!

ゼルダの伝説

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  『ゼルダの伝説』はディスクシステムロンチソフト7本のうちの1本で、唯一の完全新作ゲーム。『謎の村雨城』もロンチタイトルになるはずだったんだけど、こっちは発売が延期してロンチタイトルではなくなってしまったのだ。諸行無常。まぁ、そもそもディスクシステム本体の発売日自体が延期してるんだけどね!

 

 ジャンルとしてはアクションRPGで、勇者リンクを操作して縦8×横16面の広大なマップと各地に点在するダンジョンに隠されたアイテムを集めながら秘められた謎を解き、魔王ガノンを倒してゼルダ姫の救出と力のトライフォースを奪還するのが目的となっている。

 

 当時、パソコンで人気だった『ハイドライド』や『ドラゴンスレイヤー』などのファンタジーアクションRPGに大きな影響を受けたと思われる本作。それぞれにあったレベルアップなどの煩雑かつ時間をかけなければいけない要素は排除し、純粋にプレイヤーの腕前と知恵による局面打破に絞ったのは、当時のファミコンメインユーザーを考えれば英断だったんじゃないかな?

 

 とはいえ、本作リリースから約3か月後に、ファミコンを大RPG時代へと導く『ドラゴンクエスト』が発売するので、その辺は考慮する必要はなかった……? のかも。

 

 

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 最初は敵の攻撃を防げるシールドしか装備していないリンクだけど、スタート地点のそばにある洞窟でソードを入手すれば攻撃手段を確保できる。ほかにもバクダンや弓矢、魔法の杖(マジカルロッド)なんかの道具でも攻撃できる! こういうアイテムを使いこなすのが、クリアへの近道だ!(紹介記事風言い回し)

 

 

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 バクダンは壁面を破壊できるので、これを使って隠し入口を捜すのが最初の目的! でも、最初のダンジョンに挑む前にハートを6つにするのは、たぶん本来の遊び方ではないと思われ(笑)。しかし、レディ・パーフェクトリーにしてから確実に勝つのが勇者だって聖哉も言ってたので、ちゃんとできうる限りの準備をしないとね。

 

 

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 おじいさんから手紙をもらって薬を買えるようにし、ハートを5つにしてからホワイトソードをもらい、マジカルシールドを購入してからいよいよLEVEL-1のダンジョンへ! 本当はブルーリング(ダメージを半減させる効果)を購入してからがいいんだけど、さすがに250ルピーは高すぎる! 完璧に準備はできなかったよ……。俺は、俺は聖哉にはなれない……。

 

 

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 ダンジョンは敵を全滅させるとアイテムが出現したり、壁をバクダンで破壊すると通路がでてきたりする。また、隠し部屋には冒険を便利にするアイテムが隠されているので、これも残さず獲得していこう! 特に弓と笛はボス攻略や仕掛けの作動に必要。全部のダンジョンにアイテムが隠されている訳じゃないけど、マップを見ながら隅々まで探索していくのも重要かつ基本となる攻略テクニックだ!

 

 

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 んで、各ダンジョンの奥にはボスが待ち構えていて、倒すとトライフォースのかけらが手に入る。トライフォースのかけらは全部で8つあり、STARTボタンを押したときに表示されるインベントリ画面で確認できる。ダンジョンをクリアしていくと、トライフォースが埋まっていくのは、なんかワクワクするよね! 

 

 基本的にボスとマップが違うだけで、強く当たってあとは流れで……。というか、本編の攻略自体はほかのサイトを見たほうが絶対いいよ! 便利だよ! 「ほとんどだれも攻略してない」ようなヤツだったらやるけど……。 

 

 

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 各ダンジョンのボス紹介。左からドドンゴ、テスタチート、グリオーグ。ドドンゴは一切の攻撃が効かないけど、バクダンを2発飲み込ませるか爆風で動きを止めているところを攻撃すると仕留められる。バクダンさえあればラクチンポンよ。

 テスタチートは4つのハサミから弾を撃ち出すので、まずはハサミを破壊しよう。でも、ハサミを破壊すると動きが速くなる。悩ましい。ちなみに中心でバクダンを爆発させると一発で倒せるぞ!

 グリオーグはガノンに次ぐ最強キャラと言っても過言ではないボス。こいつに関しては必勝法はなく、とにかく弾を避けながらチクチク攻撃してすべての首を切り落とすしかない。しかし、切り落とした首は空中を浮遊して弾を撃つ! 考えたヤツ、ふざけんな! 強すぎるだろこいつ!

 

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 右はデグドガ。説明書だと大ウニラって書いてあるから、たぶん『クルクルランド』に出てきたヤツの大きいの。そのままではダメージを与えられないけど、笛の音が苦手で、聞くと縮んでしまい攻撃できるようになる。

 左はゴーマ。説明書だとゴーマーって書いてあるけど、最近はゴーマが公式名称っぽい。誤植なのか? それとも変更したのか!? 謎は多い。一切の攻撃を受けつけないけど、目を開いているときに矢を撃ちこむと倒せる。緑なら1発、青なら3発。銀のエンゼルよりお得感は高い(ホントか?)。

 

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 そしてボス以外にも強力な敵は存在する。なかでもこの3体は強敵。左はポルスボイス。剣やバクダンではほとんどダメージが与えられないけど、音に弱い。マイクに息を吹きかけると全滅する運命にあるのだ。マイクが備わっていないニューファミコンGBAなんかでは「SELECTボタンを長押ししてからAボタン」とか「2コンの十字ボタンの下を押しながらAボタン」とか「セレクトボタンを4回押す」などのアレンジがほどこされてたり。ちゃんと倒す手段はあるんだね!

 中央はタートナック。正面からの剣や弓は無効化し、背後からのバクダンも効かない。横か背後から剣や弓で攻撃するか正面からバクダンで吹っ飛ばさないといけないというめんどくささ。結構な割合で大量出現するし、全滅させないといけない場合も多いので、こいつにせっかくのライフを削られてしまう。

 右はウィズローブ。黄色は魔法を放つ瞬間だけ実体化し、青はうろうろしながら魔法を放つ。とにかく強い。そしてたくさん出る。ダメージもデカい。つらい。

 

 

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  そして大魔王ガノン! 常に姿を消しながら弾を撃つので、虚空に向かって剣を振り続けて命中するのを祈るのみ! なんだこの戦い! ふざくんな! 責任者でてこい! で、マスターソード所持状態なら4回ぐらい攻撃を命中させれば動きを止めるので、そこに銀の矢をぶちこむと倒せる! なんというか「姿をみえるようにするアイテム」ぐらいは欲しかった! この辺、間違いなく調整ミスだと思うわ。

 

 

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 で、見事大魔王ガノンを倒してゼルダ姫を助けると感動のエンディング! つらい厳しい戦いだった! しかし、ある意味ここからが本番。クリアデータを読み込むと、敵が強くなってダンジョンの形や仕掛けが変化した、通称「裏ゼルダ」が遊べるようになるのだ! ちなみに最初に入力する名前を「ZELDA」にすると、いきなり裏ゼルダが遊べるのだ! 腕自慢はチャレンジしてみよう!

 

 

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 ところで、ディスクシステム特有の読み込みだけど、一部はプログラム上でウェイトタイムがかけられている模様。それを証拠に、レトロフリークでプレイしていても「オマチクダサイ」が出るのだ! これ、今回の発見でした。びっくり。

 

 

 ちなみに、ディスクシステム版以外にもROMに移植された『ゼルダの伝説1』があったり。基本的に内容はいっしょだけど、音源(FDSは音源がFM音源にも似た特殊な波形メモリ音源を採用していて、通常のファミコンソフトより音質がいいのだ)の違いからBGMの聞こえ方が違ったり、フォントが変更されていたりと、細部に違いが生じている。また、各機種にも移植されているけれども、ゲーム機によって『ゼルダの伝説』だったり『ゼルダの伝説1』だったり、移植されるバージョンはまちまちだ。あと、明星チャルメラバージョンというのもあるけど、これはラベルが違うだけでゲーム内容には変化がないらしい。完全にコレクターアイテムだ。

 

 

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 ちなみに、これらのタイトル画面は左から

ディスクシステム版(ゼルダの伝説

ファミコンROM版(ゼルダの伝説1)

GBAファミコンミニ版(ゼルダの伝説1)

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ版(ゼルダの伝説

ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online版(ゼルダの伝説

 特に画質はいじっていない(トリミングはしている)けど、色合いとか表記とかにいろいろ違いがあるのがわかる。Switchはめんどくさい……というか、周囲の枠も含めての表示なので、ちょっと小さく見えるけど、プレイには支障なし。あと、GBAは液晶画面の明るさ問題からか、ちょっと明るめに作ってあるのね。これも発見だ。

 

 

 そういう訳で、第4回もようやく終了! 今回はやたら画像が多くなってしまった!

古めのタイトルばかりやってるので、今度はちょっと新しめのタイトルをやりたいところ! 当初の予定は某死にまくりキャラクターゲームだったけどね!

 

次回「いきなりレビューするタイトルの方向性が違い過ぎない?」

また会おうな!