ゲームで適当に遊ぶ

ファミコン中心に、いろいろなゲームを遊んだ感想とか適当に

シャープC1は友人の家にあったのを触っただけ

 前略! 第3回! そういう訳で、今回もファミコンのロンチソフトから! 『ポパイ』『ドンキーコング』ときたら、残るタイトルはこれ!

 

ドンキーコングJR.

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 よくある間違いとして『ドンキーコングjr』や『ドンキーコングJr』、『ドンキーコングJr.』なんかがあるけど、『ドンキーコングJR.』が正規表記なので気をつけよう! もっとも、こんなの気をつけなきゃいけないのは本当に限られた人たちだけだけど……。

 

 初期任天堂ゲームの定番ともいえる1画面アクションゲームで、ゲーム&ウォッチをはじめとした多くの機種に移植されたゲームでもあります。

 

 1~3面がゴール到達型、4面がミッション達成型の1画面アクションゲームで、ドンキーコングの息子であるジュニアが父親を救いに行くというストーリー。で、『スーパードンキーコング』シリーズだと初代ドンキーコング(ジュニアの父親)はクランキーコングを名乗っており、『スーパードンキーコング』シリーズの主人公である2代目ドンキーコング初代ドンキーコングの孫という設定になっている。つまり、本作の主人公であるドンキーコングJR.は2代目ドンキーコングの父親にあたる……はずなのだが、この辺は詳しく言及されていない。もしかしたら、初代ドンキーコングの子供は2匹いて、2代目ドンキーコングはもう片方の血統なのかもしれないが、謎は多い。この辺、深く掘り下げてはいけない案件なのかもしれない。詳しくは任天堂のサイト(https://www.nintendo.co.jp/nom/0002/01/family1.html)を参照。

 

 それはさておき

 

 ジュニアが能動的にできるアクションは1つ。ジャンプだけ。これを駆使して、ツタや鎖につかまったり、動く足場を渡り歩いたりするのだ。そして、ツタや鎖は両手で2本同時に掴む、あるいは1本にぶら下がるの2種類の方法で掴め、2本同時の場合は上りで速く、1本だと下りるとき速いという特徴がある。これを上り下りで使い分けるのが攻略のポイントとなってくるのだ。

 

 

《1面》

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 ツタや浮島を渡ってドンキーコングのところまで行くアスレチックステージ。ステージ中に点在するフルーツは接触して落下させると得点になり、これを敵に命中させるとさらにボーナスが獲得できる。このボーナスは1回のフルーツ落下で複数の敵を倒すと得点がどんどん加算されるシステムになっていて、ハイスコアを狙うには重要なテクニックになってくる。

 ちなみに、このワニ口クリップあるいはトラバサミみたいな敵はスナップジョーで、赤はいろいろなツタを渡り歩いて上り下りする動きが遅いタイプ、青は1本のツタに狙いを定めて一気に降下してくる動きが速いタイプとなっている。

 

 

《2面》

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 動く浮島や伸び縮みするバーを渡り歩いて先に進むアスレチックステージその2。ここではタマゴを落とすニットピッカーが画面上部を飛び交っているので、これを避けながら進まないといけない。

 最初にあるジャンプ台は踏んだ瞬間にタイミングよくジャンプボタンを押すと、普通のジャンプでは届かない浮島まで一気にショートカットできる。これも時間短縮かつ安全に進むための重要なテクニックなのだ。しかし、うっかり浮島から滑り落ちてしまうと、「落下した」という判定になってミスになる。なんだよ! ゴリラのくせに身長より高いところから落下すると死ぬのかよ! ゴリラ大したことないな!

 

 

《3面》

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 やけに近未来的でエレクトリックなステージで、フロアを駆け抜ける2色のスパークを避けながらゴールを目指すことになる。この近未来感、稼働時期を考えるとやっぱりトロン(トロン (映画) - Wikipedia)の影響を受けているのかな? 教えて! 偉い人!

 

 で、青のスパークはHマークから下に落下しながら移動し、緑のスパークは決められたフロアを周回している。急いで進むよりも青のスパークと緑のスパークが同時に同じフロアの表面にいないタイミングを図りながら進むほうが結果として安全に進める。まぁ正直なところ、難易度に比べていうことが少ないんだ、このステージ(笑)。

 

 

《4面》

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 全部で6つあるカギをすべて画面上部のカギ穴まで運ぶとクリアになるステージ。カラスのような鳥は2面にもでてきたニットピッカーらしいが、明らかに別人(別鳥)。もしかしたら元々は別の鳥だったのかもしれないが、これも真相は闇の中。

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 すべてのカギをカギ穴にはめるとステージクリア。見事、父親を救出できる……と。この過程でマリオが死んでしまうのはご愛敬か。このときの落下で文字通りの痛い目を見たマリオは、このあと体を鍛えて大ジャンプに耐えられる体を作り上げるのだが、それはまた別のお話……(そんな訳ない)。

 

 

 ちなみに、『ドンキーコング』と比べるとステージがカットされたりなどのタイニーアレンジはされていないけど、アーケード版と比べるとデモがカットされていたりなどの違いがあったりする。

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 主な違いはハイスコア入力画面があったり(一番下の名前が宮本さん!)、1面スタート前と3面スタート前にデモが挿入されたり、画面が縦長だったり。ちなみに、ここではじめてオーバーオールの男ことJumpman(通称)にMarioという名前がついたんですよ! そういう意味で、本作はマリオシリーズにとっても重要な作品なのです。

 

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 エンディングもファミコン版のような簡素なものではなく、ちょっとした寸劇が繰り広げられていたり。なんと! アーケード版ではマリオは死んでない! 容量節約のためにエンディングを改変した結果、まさか死んでしまうことになるとは、神ならぬマリオは知る由もなかった……。

 

 

 んで! ファミコンの『ドンキーコングJR.』には、もう1つのバージョンが存在したり。そう! みんな知ってるね!

シャープC1付属ソフト版『ドンキーコングJR.

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 シャープC1というのは株式会社シャープから出ていたファミコン内蔵テレビで、正式名称は『マイコンピュータテレビC1』(ファミコンテレビC1 - Wikipedia)。本体そのものを見たことある人より、後期ソフトの裏ラベルに印字されていた「シャープのC1ではご使用になれません」の文言で知った人のほうが多いはず。内部でRGB接続されているので鮮明な画像が楽しめるというという利点があったので、ファミマガの編集部などでは多数のC1が動作していたとかなんとか。この辺はきちんとさぁにんさんやげろたんさん(元ファミマガの編集者)に聞いてみたいところ。

 

閑話休題

 

 で、この付属版は1面と4面のみの構成になっていて、エンディングも存在しない。その代わり、『ドンキーコングJR.の算数あそび』の「+-×÷EXERCISE」モードに相当する「JR LESSON +-×÷」が遊べるようになっている。ゲームとしては中途半端で、正直なところ現在ではコレクターアイテムとしての価値しかない(しかも、市場ではそれほど高価ではない)。C1用アイテムとしては、ほかには『PLAYBOX BASIC』という『ファミリーベーシック』に相当する周辺機器があるのだが、それの実物は見たことがない。一度、ソフトのほうはヤフオクで落札するチャンスがあったのだが……。

 

 

 長々と語ってしまった第3回もここまで!

 

第4回「竹を取るな! 竹を取るな! 竹を取るな! 山主」

さぁてどう戦い抜くかな?